このドキュメントは、猫井夕菜(@nekoi7yu)による寄稿となっております。

この手順書は古い情報です。LIVを使ってVRゲーム内合成を行いたい場合はLIVとVMTでVRゲーム内合成をご覧ください

このドキュメントについて

Twitterとかで、キャラクターがVRゲームをプレイしている動画をみたことはありませんか? ツイッターのハッシュタグで検索するといろんな作品を見ることができます。例 #バーチャルモーションキャプチャー

あんな動画作ってみたいけど、何から手を付けたら良いか分からないという方もいらっしゃると思います。何を隠そう私がそうでした!このドキュメントでは、録画するまでの概要手順をまとめています。逆に詳細な手順は各リンク先に譲っています。

どんなアプリを準備すれば動画作成できるのかをふわっと掴んでいただければ幸いです。

ステップ

バーチャルモーションキャプチャーといくつかのソフトウェアを組み合わせることでプレイ動画を撮影することができます。

大まかな手順は次の通りです。

  1. 次のアプリケーションをダウンロードする
    • バーチャルモーションキャプチャー
    • LIV
    • OBS
  2. セットアップを行う
    • LIVの初期設定を行う
    • MR合成用のexternalcamera.cfgの作成を行う
  3. OBSで録画する

アプリケーションと3Dモデルの準備

  • バーチャルモーションキャプチャー
    • 本ソフトウェアです。ユーザーのVRでの動きをキャラクターの映像に反映させます。
    • ダウンロードリンク https://vmc.info/download.html
    • インストール方法: ZIP形式のため、解凍するだけです。
  • LIV
    • MR合成するためのソフトウェアです。バーチャルモーションキャプチャーと対応しているゲームの画面を合成します。
    • ダウンロードリンク https://store.steampowered.com/app/755540/LIV/
    • インストール方法: Steamアプリのため、他アプリと同様にインストールします。
  • OBS
    • スクリーンキャプチャを行って動画ファイルを作成するソフトウェアです。
    • ダウンロードリンク https://obsproject.com/ja
    • インストール方法 ダウンロードしたEXEファイルを実行して画面に従ってインストールします。
  • VRoid Hub
    • バーチャルモーションキャプチャーには、 VRoid Hub というWebサイトと連携した3Dモデルのオンラインロード機能が装備されています。
    • 連携をするためには、pixiv ID アカウントが必要です。規約を確認し登録してください。
    • 連携時に本IDとパスワードを入力します。この段階ではアカウントの準備だけで問題ありません。
    • https://hub.vroid.com/

セットアップ

録画する

  1. バーチャルモーションキャプチャーでVRM(3Dモデル)をロードする
    • バーチャルモーションキャプチャーを起動し、「VRM読込」ボタンをクリック。続いて、開いたダイアログの「VRoid Hub」ボタンをクリックし画面に従って、連携を完了させてください。
    • 作成者が「VRoidプロジェクト」となっているモデルを選択してロードしてください。
    • 別方法として、事前にVRMモデルデータをWebブラウザで別途ファイルとしてダウンロード。それを読み込ませることも可能です。(「VRM読み込み」ボタンの利用)
  2. 続きの操作はこちらのドキュメントをご参照ください。

さいごに

私は最初の環境構築が一番大変でした。なぜなら、知識もなく聞きなれない単語を理解しながら、複数のソフト/ファイルを取り扱わなければいけないからです。

困った時は、ドキュメントを読み飛ばしていないか、作業手順に誤りがないか等を確認してみてください。次に、 よくある質問と回答 もご参照ください。ここにはゲームやLIVに関する内容も含まれています。例えば、LIVを利用する際はBeatSaberのCameraPlusMODは削除しないと問題になることがあるといったような、直接バーチャルモーションキャプチャーに関係ないものの撮影時にハマりがちな問題が記載されています。

内容を見て大変そうだなと思われた方もおられると思います。幸いなことに、ゲーム代を除いて撮影に必要なソフトは全て無料で入手できます。先に書いた通り、最初が一番大変ですが、ぜひこの機会にアバターによる撮影を試していただければと思います。そして、その暁にはハッシュタグ付きでツイートや動画投稿していただければ嬉しく思います。

内容は2020年03月27日現在のものであり、各アプリケーションの仕様は予告なく変更される可能性があります。